日本には「作法」という独自の考え方があります。
「マナー」の意味も含まれてはいますが、少しニュアンスが異なります。
もともと茶道や剣道等に所作として取り入れられたもので
ある技をやる時の決まった美しい形のことです。
作法に従って自然に身をこなすと、美しく見えるので行儀(マナー)も良く見えます。
普段から、一つ一つの動きを意識して立ち振る舞うことで、あなたの恋や仕事がうまくいくかも!?
ありとあらゆる場面で、美しい所作の基本となるのが「指先」と「手」の使い方です。ところが、一見お上品そうに見える人でも「指先」にまで気を配っている人は案外少ないものです。ちょっとしたことで、印象は大きく変わりますからやってみる価値あり!です。
例えばこんなことから始めてみては?
ものを取るときは「親指・人差し指・中指」の3本で
ものを取るとき、ガバッとわしづかみにするのはNG!がさつで大雑把な印象を与えてしまいます。「親指・人差し指・中指」の3本の指でスッとつまむように取ること。使う指を意識するだけで品が出て女性らしさもアップします。
指と指の間に隙間を作らない!
グラスを持ったり、携帯をもつ指にも注意しましょう。持つときは安定感はありますが、見た目がどこか豪快といいますか・・・。何かを持つときは、常に指と指の間に隙間ができないよう、指を揃えるように意識すると、手全体も自然とキレイになっていきますよ。
コーヒーカップは持ち手を指でつまむように
コーヒーカップやティーカップ持ち手に、指を通して持っていませんか?あの適度な穴はたしかに指を通したくなります・・・(笑)でも実はマナー違反です。指を通さず、親指と人差し指でつまみ、中指や薬指を添えて支えるのがキレイな持ち方です。
【ワンポイントアドバイス】
日本茶の場合は湯飲みにもう片方の手を添えますが、コーヒーカップやティーカップの場合は片手で持つのがマナーです。カップを包み込むように持つと、欧米では「ぬるい」という合図になってしまうんですって!?
女性でも男性でも、常にハンカチを持ち歩いている人は好感が持てます。特に女性の場合はハンカチの使い方ひとつで、女性らしさがアップします。例えば、お茶やケーキを頂く際、さり気なくひざにかけたり、ちょっと汗ばんだ時にそっと頬をおさえたり・・・。
達人は常に二枚を使い分ける!
ハンカチはいつも二枚持ち合わせているとさらに良いですね。手を拭くときには実用的なものを使い、膝にかけたりするものはレースなどのついたお洒落なものを使います。そうすればお洒落なほうのハンカチはシワになることもなく、常にキレイな状態ですから、いつどんな場面で出しても恥ずかしくありませんね。
【ワンポイントアドバイス】
アイロンかけは必須です!それとハンカチをたたむ時には角がきちんと合わさるようにしましょう。そんな小さなところから品格は醸し出されるものです。
次回は「お茶とケーキの正しい食べ方」をご紹介します。お楽しみに♪