こんなに想っているのに、なぜ伝わらないんだろう?
自分が好きになった人には好きになってもらえない・・そんな経験ありませんか?
自分ひとりでは、決してできないのが恋愛や結婚。相手があってのこと。だから難しい。
ひとりよがりの恋愛にならないためにも、今回は、「愛する」ことについて一緒に考えてみましょう。
女性よりも男性に多く見られるのが、自分から出会いのチャンスを逃しているタイプの人。相手への条件ばかりを優先し、最初からふるいにかけてしまう人はとても残念だと思うのです。
もしあなたがより多くの条件を挙げるなら、当然、相手もより多くの条件を挙げてくると覚悟してください。そのときに、自分のことを何も知らないで、条件だけで判断されるのって、何だかさびしいですよね?
そもそも「条件」って一体何でしょう?見た目?学歴?家柄?
話は変わりますが、2010年の司法統計によると,離婚の申立理由は男女ともに「性格が合わない」がダントツの1位。男性の6割,女性の4割が「性格の不一致」を理由に離婚しています。ただし決定的な理由がない場合も「性格の不一致」が理由とされます。最初にどれほどの「条件」をクリアしても、結局はお互いの考え方や価値観が重要なのかもしれないですね。
冒頭でも書きましたが、恋愛や結婚って、相手あってのこと。だから自分の思いどおりにいかないことなんて多々あります。それなのに、自分のひとりよがりな思い込みだけで、相手の事情などお構いなし、期待どおりに事が運ばないと、怒り出す人がいるのも事実。
もちろん、人には「感情」というものがありますから、仏様のような人でない限り(笑)、その場でカチンときたり、がっかりしたり・・それは当然のことです。でも、一旦冷静になって、相手のことを考えれば、いつまでも怒り続けることはないでしょう。ずーっと怒っている人は、おそらく自分のことしか考えられない自己中心的な人なのでしょう。
そんな人には、期待どおりにいかなかった時こそ、相手のことを知る絶好のチャンスだということを、ぜひ知っていただきたいものです。相手を知ると同時に自分のことも知る、そんなふうにお互いのことが見えてくるようになれば、気持ちのすれ違いも減っていくのではないでしょうか。
恋愛や結婚に限らず、人が生きていくうえで、「愛するということ」はシンプルなことのはずなのに、でも誰にとっても難しいものであるような気がします。
国の歴史や文化、宗教によってもその意味は違ってきますが、今回は、ちょっと面白い記事を見つけたのでご紹介しましょう。4歳から8歳までの子供たちに、「愛とは何を意味しているのですか?」と尋ねた際の回答を集めたものです。想像もしないような、子どもならではの自由な発想はしみじみ考えさせられる答えばかりです。
What is love?より
□ おばあちゃんが関節炎になったとき、おばあちゃんは腰を曲げられなくなって、もう足の爪を塗ることができなくなっちゃった。だから、今ではおじいちゃんがずっと塗ってあげてる。おじいちゃんの手が関節炎になったときも。それが愛。(Rebecca 8歳)
□ 愛は、食事に出かけたときに、フライドポテトを誰かからもらうんじゃなくて、自分のをほとんど誰かにあげてしまうこと。(Chrissy 6歳)
□ 愛とは、疲れたときに笑顔にしてくれるもの。(Terri 4歳)
□ ママがパパのためにコーヒーを入れてあげて、パパに渡す前にママが一口味見をすること。(Danny 7歳)
□ 愛をより良く学びたいなら、嫌いな友達を愛することからはじめるべき。(Nikka 6歳)
□ ママは誰よりも私を愛している。夜に私を寝かせるのにキスしてくれる人は他にいない。(Clare 6歳)
□ 愛とは、ママがパパに一番おいしそうなチキンをあげること。(Elaney 5歳)
□ 愛とは、一日置き去りにしていても、子犬が顔を舐めてくれること。(Mary Ann 4歳)
最後にもうひとつ。4歳の少年の隣人は、つい最近、妻を失った初老の男性でした。男性が泣いているのを見た少年は、男性の庭に入って、彼の膝の上に座りました。少年の母親が、少年にお隣さんに何を言ったのかと尋ねたとき、その子はこう言いました。「何も。泣くのを手伝ってあげただけ」
あなたにとって「愛」とは何を意味していますか?