秋、紅葉で美しく染まった山々もよいけれど、今回のおすすめデートは「川」。
木曽三川の下流域、長良川と揖斐川が合流して一つの川となるエリアには
県道桑名海津線、揖斐川と長良川の間を走る中堤道路があります。
大きな川に挟まれている道路を車で走るのは、なんだか映画のワンシーンのよう。
桑名市は、木曽三川や多度山の雄大な自然に恵まれ、交通の要衝として栄えた歴史や文化が数多く残るまちです。当サイトでもご紹介したことのある「なばなの里」もあります。冒頭でご紹介した中堤道路も桑名市にあり、ドライブだけでなく、日中はサイクリングやウォーキングも楽しめます。桑名城跡として整備された九華公園の「桑名城お堀めぐり」や夏の風物詩「桑名水郷花火大会」など、水に関わりのある観光名所やイベントも多いですね。
桑名城は、桑名市街の東端に位置し揖斐川に臨む水城で、城の北辺には東海道桑名宿「七里の渡し」があり、交通の要衝となっていました。歌川広重の東海道五十三次「桑名」にも往時の城が描かれています。
また、2011年大河ドラマ「江」の娘である千姫が、7歳で豊臣家に嫁いだ後19歳で夫と死別。江戸に戻る途中、桑名藩主の息子と恋に落ちたと伝えられています。ロマンチックなまちのようですね♪
六華苑は二代目諸戸清六の邸宅として大正2年に完成しました。鹿鳴館の設計で有名なイギリス人建築家ジョサイア・コンドル設計による4層の塔屋をもつ木造2階建て天然スレート葺きの洋館、和館や蔵、池泉回遊式庭園などがあります。
和洋の様式が調和した明治・大正期を代表する貴重な文化遺産であり国の重要文化財に指定されています。庭園も国の名勝に指定されているだけあり、一見の価値ありです。現在は一般公開されているので、観光の名所ともなっています。
和と洋が見事に調和した空間で、明治〜大正時代の文化を肌で感じながら、ゆっくり過ごしてみてはいかがでしょう。ロビーでは抹茶と季節の干菓子をいただけます。
ゆっくり過ごしたい人は、六華苑に併設しているレストランでのランチがおすすめです。六華苑から直接入店できる造りになっているので、ティータイム(14:00〜17:00)にデザートを頂きながら、ちょっとひと休みするのもよいですね。
※結婚式などで貸し切りになっている日もあるので事前にチェックしましょう。